こんにちは。マッキーです。
2022年6月3日15:30頃。
突然襲った大量の「雹(ひょう)」
マッキーのお家や自動車に被害を受けました。
今回は「ひょう」により受けた損害と保険金請求、復旧工事のお話です。
6月3日午後 ひょうによる災害は突然に!!
2022年6月3日金曜日の15:30頃。
パソコンの画面とにらめっこしていたマッキー。
その時、携帯のコール音が事務所に響き渡った。
表示をみるとカミさんからだ!
(カミさんはちょうど5月末で派遣社員としての契約が終了し家にいた)
「マッキー大変!!」
声のトーンから明らかにパニック状態であることが分かる!
受話器からは「バキバキ!!」「メリメリ!!」と地響きに似たような音も聞こえる。
この日朝の天気予報「天気の急変に注意」の言葉を思い出した!
「竜巻か!?」マッキーは思った。
「ひょうがすごいの!!」カミさんは言った。
音の原因が「ひょう」であると聞いたとき(なんだ、「ひょう」か)くらいの気持ちだった。
この時は・・。
マッキーはカミさんに伝えた。
「とりあえず、落ち着いて!! 映像に撮っておいて!」
そんなにすごいものなら、見てみたいという軽い気持ちだった。
それがこの映像だ。
仕事中だから手短に話した後、電話を切った。
その後もLINEの通知を知らせる「プープ!」という音が続いた。
おそらくカミさんだろう。
会議に入ってしまったので確認はできなかった。
でも、あまりにしつこく通知音が続くので、気になってちょっとLINEに目をやった。
庭の畑、だいぶ白くなってきたな~
先週、たまねぎ全部収穫しておいて良かった!!
呑気(のんき)に思う。
そして次の写真を見るや・・
このカーポート。
たしか20cmくらいの積雪に耐えられるもの。決して薄い素材ではありません。
それに穴があく・・
嫌な予感がした。
あちらこちらで被害が発生する!!
工事依頼が殺到するだろうから、修理するのに多大な時間が必要となるかも!!
おりしも建築素材などが不足している昨今・・・
あわてて会議を抜け出して、カミさんに連絡。
「☓☓の工事屋さんに電話して、お家の被害場所見にきてもらうよう頼んで!!」
「早いほうがいい!いそいで!!」
16:00過ぎだったろうか。
カミさんはすぐ電話をかけ、翌日(6月4日土曜日)我が家に工事業者さんが来てくれるとの約束をとりつけた。
色々対応を考えなければいけないのだけど、この日は金曜日。
週末の脳みそはいつも疲労困憊(ひろうこんぱい)。
効率も悪いので、この日は酒飲んでさっさと寝ました。
6月4日~ 被害の把握と保険会社への連絡、各業者さんへ見積依頼
一晩あけた6月4日の朝。復旧への道のりが始まりました。
火災保険の保証内容の確認及び保険会社への連絡
建物の火災保険
まず最初に火災保険(建物)の保証内容の確認をした。
マッキーの加入している保険は、家を購入するときにローン会社から勧められ、何も考えずに入ったAIU損害保険株式会社(加入時名称、現在はAIG損害保険株式会社)の「ホームライフ総合保険」
保険証券を確認!
「ひょう」による被害が対象になるのか?カーポートは保証対象になるのか?
だけど、さっぱり分からない。
そこでAIG損害保険株式会社のホームページを見てみる。
旧AIU損害保険株式会社の「ホームライフ総合保険」のPDFによるパンフレットがあったので確認してみた。
保証内容の「自然災害のリスク」に「雹災」の記載があったので、とりあえず大丈夫そう!!
しかし保険金の請求の方法が分からない。
「もしもし。実は昨日の『ひょう』により、カーポートや雨どいその他に被害が発生しまして・・・・・」
結論は・・
保険会社が申請のための案内書類を送付するから、よく読んで必要書類を用意して提出してください。
とのこと。
・・・意外とあっさりしているのね。
10日後くらいに書類が届きました。
自動車の車両保険
自動車の保険は「大人の自動車保険」で有名なセゾン自動車火災保険に加入していました。
修理をするかどうか。
また保険を使うかどうか。
この時点では不明でしたが、ホームページに記載されていた総合窓口みたいな所に電話をしました。
建物と同じ様に自動車がひょうにより被害を受けた可能性があることなどを報告。
ちなみに大人の自動車保険は、もし修理をするため車両保険を使った場合、次の保険料がどうなるか。
修理代がいくら位なら保険請求をしたほうが良いか。
などなど相談しながら話を進めることができます。
もちろん最終的に保険を使わないという判断をしても、費用が発生することはありません。
マッキーはいい自動車保険だと思っています。(個人的見解です)
ちなみに今後の保険会社の担当者との連絡方法は、電話での通話とLineでのやりとりが選べるとのこと。
時間の融通がきくのでLineにしてもらいました。
便利な時代になったものです。
被害状況を目視により確認
建物の被害状況
工事業者さんが見に来てくれる前に自分でも被災状況を把握するため、双眼鏡などを片手に建物を隅々までチェックしてみました。
マッキーが確認した被害は・・
- カーポートに穴があいた
- 雨樋に穴があいた
- 窓枠のシャッターがボコボコ
- 網戸の網が広がる
写真で見てみましょう。
上にも掲げましたがカーポートに穴があきました。続いて・・
雨樋いの側面や底に穴があいた。
よく分からないですね。アップします。
窓のシャッターや網戸も所々へこみました。
だけど、カーポートや雨樋に比べたら大したことないし、写真を撮っても分かりにくいので省略しました。
自動車の被害状況
建物の被害状況の把握を終え、一段落した後、今度は自動車の洗車を始めました。
被害状況確認のための洗車です!
6/4、洗車を終えたアクア。
洗車を終えた後、マッキーの感想は
ちょっとした爽快感に浸っていたマッキー。
ところがショックなカミさんのひとこと・・
「マッキー、ここへこんでいない!?」
そうなんです。
一見、何事もないと思ったのですが、目を凝らしてよく確認してみると・・
後日トヨタさんからもらった写真。
付箋(ふせん)のようなものが貼られている所がへこみ箇所。
ボンネットから左サイド側にかけて、50ケ所くらいのへこみが確認されました。
カーポートのお陰で、屋根部分には1ケ所のへこみもなかったのは不幸中の幸い。
屋根部分のへこみは、致命傷のようです。
とりあえずは良かった、良かった!?
修理業者さんへ被害場所確認及び見積作成依頼
建物の工事業者さんへの見積依頼
6/4の夕方、A工事業者さんが来てくれました。
マッキーのお家が5件目とのこと。
この日は。
A業者さんのハイエース(車)の屋根もボコボコでした。(痛々しい)
マッキーが一番心配していた屋根を見てもらいました。
幸いなことに、屋根は大丈夫とのこと。
ご近所さんは、屋根も何箇所が割れていたり、補修が必要だったりの状況ですが、我が家は平気!!
なぜ我が家は大丈夫だったか!?
その答えは、数年前に屋根塗装を行った際「キルコート」と呼ばれる少し高価な塗料を施したことが理由だとマッキーは勝手に思っています。
「キルコート」は断熱効果が高いため、省エネ対策が元々の目的でした。
「キルコート」は塗装後に安定してくるとゴム状になり、断熱効果を発揮します。
そのゴム状の弾力が、思いもよらずにひょうの被害から守ってくれたものと思っています。
ちなみに後日(6/8)、B業者さんにも被害箇所の確認と見積の依頼をしました。
いくら保険金で直せるといえども、それと見積は別の話。
相見積もりにより納得のいく説明をしてくれる業者さんに依頼するということは基本。
トヨタさんに見積依頼
洗車をしてボンネットのへこみを発見した日の翌日(6/5)の朝10時。
開店時間とほぼ同時刻にアクアを購入した近所のトヨタさんを訪れました。
店内はすでに満員状態。
営業担当者さんによると
「すべて昨日(ひょう被害の)の見積依頼です」
この日は見積をお願いすることができず。
「見積依頼」の予約をいれました。
予約日は・・、
6/25の土曜日。
見積書受取、工事、保険金受取
続いて「見積書」の受取、保険金の受取り、工事の話です。
建物被害に関する見積・保険金受取・工事など
見積書受取
6/4にA業者さんに建物の被害状況を確認してもらってから1週間ちょっと。
6/13に見積書をもらいました。
損害金額(工事金額)はおよそ37万円と見積もられました。
最初にA社さんに被害状況を確認してもらった後の6/8、今度はB社さんに建物を見てもらいました。
B社さんはその後、3回ほど職人さんによるチェック。
B社さんは、足場なら足場の職人さん、雨樋なら雨樋の職人さん、それぞれ担当ごとに現場の確認にいらっしゃいました。
B社さんの方が丁寧さがあるようです。
そして、待つことおよそ1ケ月ちょっと。
7/20に見積書を受け取りました。それがこちら。
損害金額は70万円ちょっと。
A社とB社の見積に倍くらいの違いがあります。
B社の方が丁寧にチェックしてくれた。説明もしっかりしている。
とりあえず高い方の金額の保険を申請したほうがよい。
という理由でB社の見積書に被害写真(業者さんが撮影してくれました)を添えて、保険金申請書類に必要事項を記入し、7/25にAIG損害保険株式会社に一式書類を郵送しました。
保険金受取
7/25の月曜日にAIG損害損害保険株式会社に見積書を郵送してから数日後のの7/29の金曜日。
AIG損害保険から電話がありました。
70万ちょっとの修理代全額は認められず、55万円ほどになる旨。
理由を尋ねると「縦樋」(屋根の横の樋から地中に流れる『縦の部分の樋』)については通常は認められないとのこと。
マッキーサイドは雹により傷がついたりしているのは事実なんだから保険金もらえないのはおかしいと主張。
ならば追加で写真を送付してほしいとの損害保険会社の依頼があったので、7/29に追加で縦樋の写真を送った。
8/10の昼間、AIG損害保険から連絡がありました。
「縦樋」すべては認められませんでしたが、1部は認めてもらいました。
マッキーは「保険金を10%多くもらえる」という特約加入済でやや多くの保険料を負担していました。
その特約の「10%プラス」を含めて、おおよそ71万円ほどの支払決定の旨。
「10%プラス」を含めて当初見積もり金額とほぼ同額。
なんだか保険会社のしたたかな計算方法が垣間見えたような気がしますが、了承の旨返事。
8/12に無事口座に入金されました。
車両に関する見積・保険金受取など
見積書受取り
予約をいれた6月25日の朝10時、トヨタさんを訪れました。
冷たいドリンクを飲みながら待つこと約1時間、修理の概算見積金額がでました。
修理の概算金額は「209,539円」
ただしこの金額はあくまで概算とのこと。
今回のひょうの被害により修理台数は相当数。
昨今の部品調達難の影響もあって、修理は早くて来年(2023年)の5月ごろになるとのことでした。
その頃には部品価格も高騰していると思われるので、この金額からさらに数万円ほど高くなることが予想されるとトヨタさんから説明を受けました。
保険会社へ連絡・保険金の受取り
見積書を受取後、すぐにセゾン自動車(保険会社)へ見積金額及び見積書を作成したトヨタさんの電話番号及び担当者をLineしました。
連絡するとすぐにセゾン自動車側は、「修理を前提」として今後の流れを説明するLineが届いた。
マッキーは修理するまでに時間を要すること、走行することには支障がないことの理由から聞いてみた。
「修理せずに保険金だけ受取って終了!!はできますか?」
結論は可能のこと。
ただし、1度「鑑定人」による車両の被害状況のチェックが必要な旨。
そして7月11日の月曜日、鑑定人が我が家にやってきてアクアをチェックしました。
鑑定人の方は、わざわざ兵庫県からお越しとのこと。
(そんなに保険申請が多数なのか~。マッキーは思った)
7月12日鑑定人の方と見積書を作成したトヨタの担当者と話し合いがなされ、損失金額は21万円と認定されました。(端数を切り上げてくれるのは、ちょっとうれしい・・)
免責金額(自己負担額と理解してください)が5万円なので、16万円が入金される予定。
そしてまたLineにて振込先銀行口座などの事務連絡をした後、7月25日に無事入金されました。
※セゾン自動車さんから注意事項→今回、修理をせずに乗り続けるので、保険対象の車両の時価が下がり、次の損害が発生した場合、全額の補償の支払ができない場合があるとのことでした。
家の修繕工事発注・施工・完成
最後は修繕工事完了までです。
修繕工事発注
保険金を受取りお盆が過ぎた頃、B社さんに工事の依頼をしました。
工事はいつ頃になるか訪ねたら、10月頃になるとのことでした。
修繕工事施工
2022年10月14日。
ようやく修繕工事がスタート。
10月14日は穴のあいたカーポートの屋根板の取り外し。
わずか数時間程の作業であっという間にカーポートは骨組みだけに。
6月3日に被災後はこんな感じだったので、随分とスッキリしました。
10月15日、こんなチャンス滅多にないので、カーポートの骨組みとパーツをきれいに洗いました。
カーポートをつけてから15年超の期間が過ぎていたので苔(コケ)などの汚れがすごかった。
10月17日から足場を組む予定。
なので、カーポート付近に置かれていた冬タイヤなどの荷物を家の反対側に移動。
あとは足場工事を待つだけです。
ちなみに工事期間中はマイ「アクア」は邪魔とのこと。
たまたま自宅から徒歩5分くらいの場所にB社さんの倉庫があるので、工事期間中はその前に駐車OKということになっていました。
アクア君、単身赴任です。
2022年10月17日
足場を組みました。
足場工事完了とおもいきや、現場監督が仕上がりを確認したら・・
足場に職人さんが立っても、雨樋に手が届かない!!
10月18日に足場の高さ調整のための工事でまた1日つぶれる。
足場屋さん若かったので、ちょっと経験不足!?(笑)
翌日の10月19日、雨樋など交換。
1日でほぼ終了。1部パーツが足りないので後日1ケ所やるとのこと。
雨樋が新しくなりました。
留具は既存のもの。ちょっと汚く見えるが、きれいな樋は良い。
そして10月21日の金曜日午前、足りなかったパーツ部分の交換が15分ほどで完了。
雨樋工事が終わった。
10月22日には足場が撤去されました。
雨樋工事の邪魔になるので取り外されていた2階ベランダ屋根のアクリル板は10月20日に取付完了済。
あとは10月24日にカーポート屋根のアクリル板を取り付けて完了。
・・の予定でしたが、10月24日はあいにくの雨。
10月31日に取付完了しました。
新しいカーポートは思ったより暗め。
まあ、落ち着いた雰囲気。
よし!!とする。
6月3日に発生したひょう被害からおよそ5ケ月。
ようやく復旧完了です。
11月4日にはB社さんの事務所を訪れ、支払いを完了させました。
ちなみにこのB社さん、春日部市のプレミアム商品券及びカード払いが可能。
プレミアム商品券(1万円で13,000円分利用可)で13万円分支払い、残りはカード払にしました。
プレミアム商品券分で3万円お得、カード払い分で☓%分お得。(金額も大きいもの)
どこかのCMのフレーズ大好きです。
「今どき現金払なんてお金の無駄遣い!!」
マッキー、自分の所有する資産に初めて災害を受けました。
幸いだれもケガ人なし。
保険適用によりカーポート屋根、雨樋などが新品。
車はちょっとへこんだが保険金をもらえた。
被害を受けたときは心は相当ブルーでしたが、終わってみれば色々新しくなってラッキー!!
「雨降って地固まる」
「雹振って樋固まる」
今では、いい経験をさせてもらったと思っています。