こんにちは。ヘタレ投資家のマッキーです。
2020年9月29日「NTT」が「NTTドコモ」を完全子会社化するため、9月30日よりTOB(株式の公開買付け)を行うと発表しました。
ワタシはNTTドコモの株式を持っていませんでしたが、TOB発表によりドコモ株式を取得してみました。
今回は一連の流れを報告します。
NTTドコモ株式1000株購入まで
NTTドコモ株 公開買付けの概要
2020年9月29日「日本電信電話会社(NTT)」は「株式会社NTTドコモ」を完全子会社化するため「株式の公開買付け(TOB)」を行うと発表しました。
「株式の公開買付け(TOB)」とは、イロイロな目的で「☓☓会社の株式を○○の条件で買います」と公表し、証券取引所以外の場所で不特定多数の株主から株式などを買い集める制度のことをいいます。
今回の「NTT」による「NTTドコモ」の公開買付けの目的は、NTTドコモを完全子会社化すること。
公開買付けの条件は次のように発表されました。
- 公開買付期間・・2020年9月30日~2020年11月16日
- 公開買付対象株式・・NTTドコモ(コード9437)
- 公開買付者・・・日本電信電話(NTT)
- 公開買付価格・・・3,900円
- 買付代理人・・・三菱UFJモルガン・スタンレー証券
「公開買付価格3,900円」がどういう意味だか分かりますか?
NTTドコモの株式を1株あたり3,900円で買い取ってくれるということです。
つまり証券市場で「NTTドコモ」株式を1株3,800円で買って「NTT」の公開買付けに応じれば100円得しちゃいます。
NTTドコモ株式を購入
NTTドコモ株式買付け資金の移動
NTTドコモ株の公開買付けのニュースを聞くやいなや「NTTドコモの株を買おう!!」という夫婦の意思決定がなされました。
一番の重要決定事項は何株買うか?
我が家の通帳などをチェックした結果「1000株(約390万円)いこう!!」という結論に。
この時タマタマ仕事に就いていなかったカミさんは、翌日、早速銀行回りをしました。
定期解約などをして、マッキーの投資専用口座に約390万円を移動!!
これで準備は万端です。
NTTドコモ株式発注までの価格の推移
NTTドコモの株式の価格は2020年8月中旬頃は、1株あたり3,100円前後で取引されていました。
9月に入ると価格は下落気味で2,700円前後まで下げることも。
公開買付け(TOB)発表の前日である2020年9月28日の終値は2,775円でした。
公開買付発表は2020年9月29日の夕方!
9月29日の証券取引所での取引終了時刻である15:00を過ぎてからの発表でしたが、9月29日のNTTドコモ株式の取引は価格が上昇しすぎて取引が止まる「ストップ高」となり、同日の終値は3,213円でした。
お金に仕事をさせようと思っている人が考えることは、みんな一緒です。
TOB発表があった日の翌日である2020年9月30日の「NTTドコモ株」の取引は、3,894円で取引が開始されました。
1000株購入するためには389.4万円必要となります(手数料等除く)。
TOBによりNTTさんが買い取ってくれるNTTドコモ株の価格は1000株で390万円ですから、390万円近くものキャッシュを投じて6,000円ほどのもうけ。
・・・しばらく様子をみることとしました。
NTTドコモ株式発注
公開買付け(TOB)発表から1週間ほど経った10月5日、6日頃になると、NTTドコモの株式は安値で3,875円をつけるようになりました。
3,875円で1000株購入すれば、約25,000円ほどのもうけです。
順調にいけば11月下旬の決済(入金)予定。
約1ケ月半、約390万円の資金ロック(現金を好きに使えないこと)で25,000円ほどプラス!!
これくらいならばOK!!と納得し、取引先である楽天証券にて「NTTドコモ株」1000株の発注をいれました。
NTTドコモ株式約定
NTTドコモ株式を1株あたり3,874円で1000株の発注をいれた後、しばらくは約定しません。(「約定」とは株の売買取引が成立することをいいます)
ワタシ達は3,874円まで取引価格が下がるのを待っていました。
・・しかしながら、10月6日に直近の安値3,875円をつけた後、この価格まで下がることはありませんでした。
それどころか日を追うごとに、取引価格が1円くらいづつ上昇していきます。
注文をいれてから10日ほど経過した、10月16日(金曜日)の終値は3,881円
週末にワタシ達夫婦は、また作戦会議を開き、次の週は15,000円くらいの利益があれば約定させようということになりました。
そして新しい週の月曜日・・・
10月19日、NTTドコモ3,884円で1,000株約定しました。
楽天証券への手数料が1,013円発生したので、支払額総額は3,885,013円。
NTTドコモ株式購入後入金まで
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社に移管
上記公開買付け(TOB)の条件に「買付け代理人・・三菱UFJモルガン・スタンレー証券」とあります。
これはNTTドコモ株式の公開買付けに関する対応は、すべて「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」が行うということ。
ワタシが購入したNTTドコモの株式を、TOBにより買い取ってもらいたい場合、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に株式を移管(移動させること)させる必要があります。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券に連絡し、必要な手続きをして、同会社にNTTドコモの公開買付けに係る専用口座を開設しました。
口座開設後、楽天証券より三菱UFJモルガン・スタンレー証券にNTTドコモ株式1000株を移管させました。
NTTによるTOB成立の発表および売却代金入金
公開買付期間末日11月16日の翌日である11月17日、NTTは無事にTOBが成立した旨の発表を行いました。
これにより、ワタシのNTTドコモ株式の売却代金390万円(税金込)は、予定通りワタシの指定口座に入金されます。
TOBは発表があったとしても、必ず実行されるとは限りません。
今回のNTTによるNTTドコモ株式の公開買付け(TOB)は、NTTがNTTドコモを完全子会社化することを目的としていました。
敵対的な買取りではありません。
そして、TOB成立の発表があって約1週間後の2020年11月24日・・
三菱UFJモルガン・スタンレー証券から無事にNTTドコモ株式売却代金が入金されました。
入金金額3,897,156円・・
あれ!?
差額2,844円は・・!?
そうです。儲かればきっちりと持っていかれる税金です。
今回は、お金に仕事をさせてお金を得るという事例のほんの一部を紹介させていただきました。
ちなみに最近株式投資を始めたというT子さんは、たまたま「NTTドコモ株式」を2020年9月10日に1株あたり2,840円で100株購入していたそうです。
手数料込みで284,275円の購入金額が、この度のTOBにより39万円になった!!
T子さんと親しいマッキーは、このTOBのおかげで、次の記事
を書くことができました!!
T子さん、マッキーを石垣に連れて行ってくれてありがとう!!
少しの勉強と少しの実践でオマケをもらえるということは、世の中結構あります。
一緒に探してみませんか?
もちろんワタシはワタシのリスクしか背負いません。あくまでもリスクを背負うのは自分自身であるということは肝に銘じてくださいませ!!